私たちがつくる穀物がたどる道のり(栽培から出荷まで)
手順その1: 誰が育てたのか
Plate2Farmトラッカーにバッチ番号を入力して、栽培農家を見つけます
手順その2: キアラピュアフーズ製粉所での製造の様子
この3部作シリーズでは、製粉所のバーチャルツアーにご参加いただけます。
パート1 – 穀物の搬入と加工
製粉所内でどのような作業が行われているのか疑問に思ったことはありませんか。穀物は、どのように加工されているのでしょうか。キアラのクエンティン・ケネディー社長が自ら製粉所ツアーの案内役を務め、皆さまの疑問にお答えします。
パート1では、原料の搬入プロセス、すなわち農場から直接トラックで運ばれてきた穀物がたどる工程について見ていきます。まず、穀物の品質を見極めるための試験を行います。原料の品質は、製造過程での製粉の方法や製品としての用途を決定づける要素です(例えば、パン用小麦粉とケーキ用小麦粉とでは、小麦の種類が異なります)。それから等級に分け、製粉されます。
石臼でひいて粉にする様子を見ることができます(もしかしたら取りざたするような光景ではないかもませんね。巨大な水車が石臼を回しているといった素敵なものではありません…)。ここでは、新しく設置したばかりの「ロールスタンド」が見えます。
これはただの巨大な箱のように見えますが、実は、現代的な製粉機械はみなこういう外見をしているのです。機械の設定によってひき具合を調節し、小麦やメイズ、大麦などを粒、粗びきミール、きめの細かい小麦粉などに加工していきます。
また、キアラピュアフーズの穀物の大部分が栽培されている、美しいダーリングダウンズ地域の景色も垣間見ることができます。製粉所があるグリーンマウントは、クイーンズランド州南東部トゥウーンバのはずれにあります。
ツアーのパート2では、昔ながらのパン職人や国内外のお取引先に向けて製品を出荷する場合の、大量包装工程を見ることができます。
ここで興味深いのは、技術面での新旧のコントラストです。パート1では、石臼式の製粉設備をご覧いただきましたが、ここでは包装ロボットをお見せします。
有機食品店などの商品棚に並ぶ小売り向けパック商品については、各パックに含まれる製品の重量を正確に測って包装する工程を順を追って説明します。さらに、出荷に向けて箱詰めされる前に行われる品質管理工程をお見せします。
ここでは、10年以上にわたり包装業務のリーダーであり、品質保証エキスパートのジョアンをご紹介します。ジョアンは、ケーキを焼くのが得意でもあるので、自慢のレシピからとっておきの一つをブログでシェアしてもらいます。
ちなみに、この動画を撮影した日は、土砂降りの雨でした。動画の最初の部分で、ケネディ社長がオフィスから出てくる場面で、その音を聞くことができます。農業に関して言えば、雨は作物の成長に欠かせない要素です。しかし、あまりに多くの雨は、悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
パート3: オーストラリア国内外に製品を出荷
当社製粉所ツアーのパート3では、製品の保管から、昔ながらのパン職人や食品加工業者、有機食品店などのお取引先様への出荷作業までをお見せします。
有機製品のみを取り扱うキアラピュアフーズでは、害虫や害獣から作物を守るための薬剤を使用していません。基本的に、出荷するまでの間、全てを低温貯蔵することで、害虫や害獣の問題を解決しています。お手元にあるキアラ製品も、低温保存していただくのがベストです。しばらく使わないことが分かっている場合や、開封後は冷蔵してください。
大量出荷用穀物を包むのに使う、巨大な筒に巻いた食品包装用フィルムも見ることができます。さらに、梱包作業では、フォークリフトの運転手が商品を注意深く出荷用トラックに積み込んでいく様子をご覧いただきます。
ここ、グリーンマウントの一角から出荷された製品は、オーストラリア国内はもとより、世界中の製造業者や小売業者に送られます。